お麩は好きですか?
麩は麩菓子やお吸い物などで馴染みがありますよね。でも栄養価があるのかどうかわからないのではありませんか?
調べてみるとすごい栄養価や美容に効果があるようなので詳しく調べてみましたので、お伝えします。
麩とは
小麦グルテンから作られた高タンパク、低カロリーで保存が効く大変優れた食品です。
麸は中国から僧侶達によって日本に伝わったと言われています。
麸は重要ななタンパク源でした。
麸の作り方
小麦粉に食塩(にがり)と水を加え、よく練り、しばらくねかした後、何度も水洗いします。
そうすると白い粘りのある塊になります。 そうして最後に残った物がグルテンで小麦粉に含まれるタンパク質です。
これが麸の原料となります。
グルテンを取り出す時に使った水に含まれる白い沈殿物は澱粉で、 糊として使われています。
[surfing_su_box_ex title=”麩の種類” box_color=”#aaaaa9″]麸の原料を茹でて製品にした生麩(なまふ)
原料を焼成した焼き麩(やきふ)
原料を油脂で揚げた揚げ麩(あげふ)
原料を煮た後に乾燥させた乾燥麩[/surfing_su_box_ex]
焼き麩は価格もやすく、長期保存もできるとても便利な食材です。
麸の栄養価
麸は、弱アルカリ植物性タンパク食品です。
植物性タンパクは栄養価が高く、消化吸収に優れ、しかも低カロリーです。
麸に含まれるグルテンには脳の発育や活性化に有効な神経伝達物質「グルタミン酸」が多く含まれています。
麸には、ダイエット効果、美肌効果、高脂血症・糖尿病・肥満・感染症を予防・改善する効果、中性脂肪・コレステロールの排泄効果、脳の活力効果などがあると言われています。
グルテンから作られるグルテンペプチドは鎮痛・血圧低下・胃液の分泌抑制・潰瘍の改善などにも効果が期待できます。
また、麩にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛など多くのミネラルが含まれています。
このようなとっても栄養価の高い麸は、ほとんど味がないのでどんな食材との相性が抜群です。
いろいろな調理法で美味しくいただくことができます。
麸はお肌にもいい食材?
麸にはもっちり肌効果があると言われています。
コラーゲンを作るのに必要なプロリン化合物が麸に多く含まれています。
プロリンとは、破壊されたコラーゲンを修復する力を持った、からだの結合組織・心筋を合成するさいに主な材料となるアミノ酸です。 結合組織は、皮膚の表皮や真皮の細胞ひとつひとつをくっつけるはたらきがあり、 そのためプロリンは健康な肌を保つために重要な成分であると言うことができます。
プロリンのはたらき コラーゲンをつくり、プロリンは表皮細胞の増殖を促進し、そして角質層を保湿するはたらきがあります。 年齢とともに生じる、肌の張りの消失や肌荒れを防ぐといわれています。
麸は体にも美容にも良い自然食品。でも残留農薬が心配??
麸はこのように栄養価が高く、また製法も添加物もなく昔からの製法で作られている自然食品です。
しかし、現在ではその原料としてポストハーベスト農薬のある輸入小麦が使われている場合があります。
グルテン部分は特に残留農薬が心配な部分です。
国産小麦を原料とした、お麸を食べて、健康に美しくなりたいですね。
お麩を使った美味しい料理
お麸を使った簡単料理
お味噌汁 お吸い物
定番ですが、やはりおいしいですね。
お麸フレンチトースト
卵と牛乳、砂糖を混ぜてそこに麸を浸して、フライパンで両面薄く焦げ目がつく位に焼く。
香ばしくて、栄養価がとても高いのにカロリーも控えめなのが嬉しいです。
煮物 にお肉の代わりとして使う。
その場合、味の濃い煮汁を直接含ませないようにします。
ぬるめのお湯で戻し、手で挟んで水気を絞ってから煮汁に加えます。
肉じゃが
ぬるめお湯で戻し、水気を絞ってからごま油で炒めて肉がわりに入れても美味しいです。
お麸は消化も良く、栄養価も高いので離乳食にも最適です。
麸の美味しい戻し方
お麸を戻すときには、熱湯には入れないでください。
ぬるま湯で戻しましょう。
沸騰したところに入れるとタンパク質が固まってします。
そのあとは戻らないし味も染み込みません。
戻す温度に注意して美味しくいただきましょう。
まとめ
麩は日本では古くから使われてきた保存食です。美味しくて栄養価が高く、使い方も簡単です。是非、これからも食生活に取り入れてみましょう。
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